はじまり
重度の卵アレルギーの子どもの親として、食事の制限があるなかでも、
いかにシンプルでおいしく、楽しい食生活を送れるかを、私は日々模索していました。
そんな時、古くからの友人である、自然療法セラピストで料理人の岩崎真希子さんは、
遠く徳島で、農薬・化学肥料不使用の玄米粉で作るマフィンを開発していました。
その偶然の重なりが、玄米マーケット回のはじまりです。
農家さんが愛情をこめて育て、直接お店に届けてくれる、農薬・化学肥料不使用の玄米。
その貴重な玄米を丁寧に自家製粉した玄米粉で作る、”玄米マフィン”と、
じっくり寝かせ熟成させた玄米ご飯で作る“ 酵素玄米おむすび ”をお届けします。
体に優しくおいしい、玄米マフィンのレシピは、育ち盛りのお子さんにも、
おいしいもの好きの大人にもおすすめです。
全マフィンのベースとなるプレーンの生地は、小麦、卵、乳製品、ナッツ類を使わずに作る完全植物性(プラントベース)です。
また、化学調味料、保存料、白砂糖も使っていません。
プレーンをベースに、果物や手作りのジャム、オーガニックチョコレートや茶葉など、
様々なフレーバーで楽しめるスイーツマフィン、そして、肉や魚、野菜を加えた
おつまみマフィンなど、
おいしいさと楽しさを、毎日一つひとつ形にしています。
心をこめて、手作りにこだわった、
玄米マフィンと酵素玄米おむすびをぜひお楽しみください。
玄米粉の理由
日々の生活に必要な栄養素を十分に含むため、玄米は「完全栄養食」ともいわれ、
日本の養生食として欠かせません。
その栄養豊富な玄米を、誰でも手軽に食べられるマフィンにしました。
日本の主食はお米です。昔からあるよいものを長く食べ続けてもらいたい。
そして日本の農業と食を知るきっかけにしてもらいたい。
その思いを形にしています。
よく噛んで食べる
よく、噛んで食べること。
昔からそう言われてきたことには理由があります。
噛むことで消化を助ける酵素が含まれた唾液の分泌が促されます。
食物の栄養を消化、収集するために十分噛むことが大切です。
そして、咀嚼することで大量の感覚情報が脳に送られ、脳は血液を増加させ機能を
活性化させます。
この玄米マフィンのほどよい噛み応えのクリスピー感は、健やかな心身を育むために、
独自のレシピ、製法で生み出した、こだわりのひとつです。
おいしさの実現
小麦＝グルテン、卵、乳、ナッツ類は代表的なアレルゲンですが、
洋菓子やパンの材料として多く使われます。
そのため一般に販売されているケーキやパンなどは、口にすることができない人たちが
実は多く存在しています。
玄米マーケット回のオリジナルレシピは、これらを使用しなくてもおいしく、
食べごたえのあるマフィンを実現しました。
より多くの人に
菓子類には風味や食感をよくするためにラードやゼラチンが使われる場合があり、これらは動物性のため、特定の信仰を持つ人やヴィーガンは口にしません。
そして現在、白砂糖や化学調味料は避けられる傾向にあります。
こうした材料を使用せず、より多くの人たちが安心して食べることができる、より自然に近い材料とレシピで
私たちの玄米マフィンは作られています。